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横浜市商店街の商品券をデジタル化!「プレミアム商品券」事業開始直後の商店街で利用状況をヒアリング

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ネットスターズは、10月1日から利用が始まった一般社団法人横浜市商店街総連合会(以下、「横浜市商店街総連合会」)が主催する「横浜市商店街広域プレミアム商品券」事業において、デジタル商品券システムの提供ならびに事務局業務(売上金精算、コールセンター等)の運営を受託しています。
「横浜市商店街広域プレミアム商品券」は、消費者のスマホに、購入した商品券の金額をチャージすることで、店舗での支払いに使えるというもの。1口10,000円の購入で、12,000円の買い物ができるプレミアム率20%のお得な商品券です。
利用の申し込み多数で、横浜市民の注目度も高い事業の現状を、商店街を訪ねて2店舗でヒアリングしてきました。

80代もプレミアム商品券を支払いに活用!商店街全体でデジタルを推進

今回、ネットスターズのデジタル商品券システムが導入されている「横浜市商店街広域プレミアム商品券」は、横浜市内にある各商店街の参加加盟店で使用することができます。そのうちの1店舗、横浜市神奈川区の六角橋商店街にある「石川屋ふとん店」を訪ねました。

「石川屋ふとん店」は創業70年以上の老舗で、布団の製造・販売、打ち直しなどのメンテナンスのほか、オーダーメイドの羽毛布団や枕も取り扱っています

店主 兼 横浜市商店街総連合会 会長の石川 清貴さんは、積極的にキャッシュレスを取り入れており、店頭にはさまざまな決済サービスのアクセプタンスマークが。石川さん自身も普段からキャッシュレス決済を利用していて、現金はほとんど持ち歩かないといいます。

レジにはプレミアム商品券のQRコードの他にも、さまざまなキャッシュレス決済のアクセプタンスマークが並んでいました

「世の中の流れはキャッシュレス。当店も6割がキャッシュレス決済です。お客様側もキャッシュレスが当たり前なので、それに対応していないと『じゃあ他の店に行こう』となって、販売機会を逃してしまいます」

石川さんはそうした思いから、今回のデジタル商品券にも率先して参加しています。。10月1日より利用がスタートしたデジタル商品券は、開始直後の取材だったにも関わらず利用が始まっているとか。80代のお客様も利用するなど、高齢の方にも使っていただけているそうです。

店舗入り口に貼られていたプレミアム商品券のポスター

利用者のサポートにも気を遣ってもらっています。デジタル商品券は、アプリではなくWebサイトで管理する仕様。店頭でWebサイトを探している人がいれば、検索方法をご案内し、ページのブックマーク登録をおすすめするなど、新しい取り組みであるデジタル商品券をスムーズに利用できるようサポートしていると、石川さんは話します。
また、参加店舗を増やすことも重要だと考えているそうで、今後はよりお店が参加しやすいよう、店舗の参加方法についても改善を検討していくそうです。

石川屋ふとん店 店主 兼 横浜市商店街総連合会 会長の石川 清貴さん

歴史あるお茶屋さんで、「商品券」利用場面に遭遇

次に訪れたのは、横浜市緑区に位置する中山商店街。この商店街でお茶・海苔の専門店である「お茶の奥津園」を経営している店主 奥津 守さんにお話を伺いました。奥津さんは緑区商店街連合会 会長 兼 横浜市商店街総連合会 副会長も歴任しています。

「お茶の奥津園」は、親子4代続くお茶と海苔の専門店

奥津さんによると、開始一週間たたないうちに複数の商品券の利用があったそうです。実際、インタビュー中も来店したお客様が商品券を使用する場面に遭遇!お客様はスマホで店頭に掲示されているQRコードを読み込み、スムーズに商品券を利用して支払いをされていました。

店頭には、プレミアム商品券のポスターとともに、対応店舗一覧も貼り出されていて、商店街全体で利用をすすめようという気持ちを感じます
レジに設置されたプレミアム商品券のポスターとQRコード
商品券利用の際は、店頭に掲示してあるQRコードを専用の読み取り画面でスキャンします

「横浜市商店街総連合会では、もう何年も前から、『これからはキャッシュレスの時代だ』という意識があって、さまざまな取り組みを実施してきました。PayPayなどのQRコード決済も、早くから取り入れていましたね」

こうした取り組みから、中山商店街ではキャッシュレス化やデジタル化が進んでいるといいます。

お茶の奥津園 店主 兼 緑区商店街連合会 会長 兼 横浜市商店街総連合会 副会長の奥津 守さん

横浜で利用されているデジタル商品券は、消費者が紙の商品券を持ち運ぶ必要がないため持ち忘れがなく、スマホ上で残高確認もできる仕組みです。事業者は、Web上の管理画面で商品券の売上管理ができ、紙の保管や集計などの業務負荷を軽減することが可能。支払い対応はレジ横に印刷したQRコードを置いておくだけでできるため、紙の商品券の管理や換金にかかっていた業務を削減できます。

消費者の利便と、事業者の効率向上に寄与できるサービスを、ネットスターズは今後も提供し続けていきます。