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最近までWeb3といえば、暗号資産の売買や投資といった文脈で語られることが多くありました。
しかし現在、アジアを中心に、ブロックチェーン技術が実際の消費やサービスの現場で利用され始めている事例が増えています。
実際にCoinDeskの分析でも、ステーブルコインやオンチェーン決済の分野において、アジア地域が欧米に先行していると指摘されています。
ネットスターズは、こうしたWeb3の社会実装の流れに着目し、Web3を既存の決済環境につなぐ構想として「StarPay‑X」を発表しました。
Aptosは、グローバルで大規模利用を前提に設計されたブロックチェーンとして、本構想の考え方と親和性を持つパートナーの一つです。
ネットスターズでは、こうした変化を踏まえ、Web3を実社会の決済に接続する取り組みとして、高性能なレイヤー1ブロックチェーンを提供するAptosとの連携を進めています。
本記事では、「Web3がどのように現場で使われ始めているのか」という視点から、実際のユースケースも踏まえて、Aptosの役割と可能性、そしてネットスターズがStarPay‑X構想で目指す方向性をご紹介します。
■ Aptosとは何か:大規模利用を前提としたブロックチェーン
Aptosは、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)方式を採用したレイヤー1ブロックチェーンであり、高速処理・低遅延・高い信頼性を特徴としています。

画像)Aptos提供
特に注目されているのは、「数千万〜数億規模のユーザー利用」を前提に設計されている点です。
従来のブロックチェーンは、金融資産の管理や特定用途に強みを持つ一方で、日常的な決済や大量トランザクションへの対応には課題がありました。
Aptosは以下のような特徴により、こうした課題への対応を目指しています:
これにより、単なる技術基盤ではなく、実際のサービスに組み込める“インフラ”としての位置づけが進んでいます。
■ アジアで進む「実際に使われている」Web3
Aptosの特徴は、単なる技術的優位性だけでなく、実際のユーザー利用に結びついた事例が複数存在する点にあります。
ここでは、代表的なユースケースをいくつかご紹介します。
韓国では、Web3がすでに一般ユーザー向けサービスの裏側で使われ始めています。
その一例が、ロッテグループ傘下のDaehong Communicationsが運営するモバイルバウチャー基盤「Giftiel」です。
Giftielでは、ロイヤリティやデジタルバウチャーの発行・管理に Aptosブロックチェーン が採用されており、ユーザーはWeb3を意識することなく、従来のクーポンと同じ感覚で利用しています。
この取り組みでは:
されており、実際の購買行動と連動した運用が行われています。
(出所:CoinMarketCap Academy)
インドでは、大手通信事業者Reliance JioがAptosと連携し、ブロックチェーンを活用したリワードプログラムの検証・展開を進めています。報道によるとβ段階のテストには約940万人が参加しているとされる本取り組みは、一般ユーザー向けのリワード用途に焦点を当て、大規模利用を前提としたブロックチェーン活用の可能性を示す事例です。(参考:Coindesk)
またAptosは日本市場にも力をいれており大規模イベントなどでブロックチェーンを活用したデジタル体験が採用された事例も公開されています。
これは、Web3が特定のテクノロジー層に限定されるものではなく、一般消費者へ拡張可能なフェーズに入っていることを示しています。
■ なぜ決済領域で重要なのか
これらの事例に共通するのは、Web3が「価値のやり取り」を支える基盤として機能し始めている点です。
特に決済領域においては、ステーブルコインと組み合わせることで:
といった新たな価値が実現可能になります。
■ なぜAptosなのか:決済インフラとしての適合性
Web3を決済の現場に適用するためには、単にブロックチェーンであるだけでなく、実運用に耐えうるインフラであることが求められます。
Aptosは以下の点でその要件に適合しています:
これらの特徴は、店舗決済や日常的な支払いといったユースケースにおいて重要な要素です。
ネットスターズは、こうした観点からAptosを「StarPay-X」構想において連携をすすめるパートナーの一つとして位置付けています。
■ ネットスターズが取り組む「StarPay-X」
ネットスターズはこれまで、複数の決済手段を統合するゲートウェイとして、実店舗の決済インフラを構築してきました。
現在はその延長線上で、Web3を既存の決済環境に接続する「StarPay-X」構想を推進しています。
この構想では:
を統合し、ユーザーや加盟店が意識することなく利用できる環境の構築を目指しています。
■ Web3を“特別なもの”にしない
Web3が広く普及するためには、「新しい技術」として導入されるのではなく、既存のサービスの中で自然に使われることが重要です。
アジアで進むユースケースは、その方向性を示しています。
ネットスターズは今後も、Aptosをはじめとするパートナーとともに、決済の現場において実際に使われる形でWeb3の社会実装を進めていきます。
※「StarPay-X」およびWeb3テクノロジーに関するお問い合わせは、当社までお気軽にご連絡ください。