2025年11月13日
株式会社ネットスターズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長CEO:李 剛、以下「ネットスターズ」)と、株式会社全旅(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中間 幹夫、以下「全旅」)は、この度、宿泊事業者を対象とした企業間決済のキャッシュレス化推進に関して、戦略的業務提携を締結したことをお知らせいたします。両社は、それぞれの強みを活かし、新しいサービス創出と利便性向上を目指してまいります。
提携の背景と目的
近年、観光需要の多様化や訪日外国人旅行者の増加に伴い、オーバーツーリズムが問題視されるようになると同時に宿泊事業者の経理業務の負荷増加、海外の新しい取引先との審査業務も複雑化しています。また、観光DXが謳われているなかで宿泊事業者が自社の限られた経営資源の中で業務のデジタル化を自社のみで推進することは非常に困難です。こうした状況を受け、全旅とネットスターズは、宿泊事業者のさらなるインバウンドの観光需要取り込みに貢献すべく、今回の提携に至りました。
提携の内容
全旅は、旅行会社と受入施設との精算を一元化する精算システム「全旅クーポン」、旅行会社や宿泊事業者、観光施設等に向けたBtoCの決済サービス「全旅ペイメント」に加え、ネットスターズが提供する企業間キャッシュレス決済ソリューション「StarPay-Biz for Hotel」を活用し、海外旅行代理店およびオンライントラベルエージェントとの取引での宿泊事業者の業務負荷軽減を目的としたサービス、「全旅グローバルペイ」を2025年12月に開始します。
全旅が提携する観光施設や宿泊施設への「全旅グローバルペイ」のスムーズな導入に向けて、ネットスターズは全面的にサポートします。
今後の展望
今回の提携を通じて、全旅とネットスターズは観光業界の決済のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速し、全国の宿泊事業者や関連事業者の成長支援に取り組んでまいります。両社は今後も協力し、日本の観光産業の発展に寄与できるよう、新たなサービスや価値の創造を目指します。

■全旅について
株式会社全旅は、一般社団法人全国旅行業協会(ANTA)の会員をはじめ、広く観光業界の皆さまの業務をサポートする企業です。1972年の設立以来、全国の旅行会社と受入施設との精算を一元化する「全旅クーポン」や、クレジットカード決済サービス「全旅ペイメント」などを展開しています。全国の旅行団体とのネットワークを活かし、観光・宿泊・運輸・飲食など多様な受入施設で利用可能な決済基盤を提供。業界特化型のBtoB決済サービスを通じ、旅行業界における取引の効率化とキャッシュレス化を推進しています。
■ネットスターズについて
株式会社ネットスターズは、日本国内で50万か所以上のアクセスポイントを持つ決済ゲートウェイプロバイダーです。2023年9月に東京証券取引所(証券コード:5590)に上場。2009年の設立以来、QRコード決済を中心としたキャッシュレス決済ソリューション「StarPay」を展開し、国内外の多様な決済手段を統合管理できるサービスを提供しています。2015年には、日本で初めて「WeChat Pay」を導入した代理店としても知られています。
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